アラビカコーヒー

2019年1月29日

カテゴリ:コーヒーチェーン(国内), コーヒーの知識, コーヒー散歩, コーヒー豆知識

アラビカコーヒー

前回、コーヒーの原種についてご説明しました。

>>コーヒーの原種について

それでは今回は、アラビカ種について解説していきます。

原産:アラビカ種はエチオピアにあるアビシニア高原が原産とされています。後述いたしますが、ティピカ種、ブルボン種、スマトラ種、ゲイシャ種、カトゥーラ種、ムンドノーボ種、カトゥアイ種、パカマラ種などはすべてアラビカ種です。

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※ちなみに一時期流行ったパナマのゲイシャ種(エスメラルダ農園、ドンパチ農園など)の原産はエチオピアで、「ゲシャ」村に由来します。エチオピア原産のゲイシャ種がパナマに持ち込まれて、パナマの農園で高品質なコーヒーの栽培に成功し、評価を得た訳です。

(パナマのゲイシャ種は2004年にパナマのオークションで最高落札価格を記録し、その後価格がうなぎ登りに上昇し、現在でもコーヒーマニアを唸らせる希少豆の一つとなっております)

昨年MirageCoffeeスタッフがパリに滞在した際にコーヒー事情をリサーチしましたが、パリでも2017年現在、パナマのゲイシャ種は人気商品として一押しでした。”ゲイシャ種の風味は紅茶に似ている”と言われていますしパリでは老舗の茶商さんがコーヒー豆も扱っていることもあり、紅茶やお茶好きなイギリス、フランスあたりの人々にゲイシャ種は好まれるのかもしれませんね。

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話を戻しまして、

世界で栽培されているコーヒーの7〜8割がアラビカ種ですので、最もポピュラーなコーヒー品種です。風味と香りが良いのが特徴で、主な産地は南米、中米、アフリカ、アジアです。