コーヒー豆の生産地-コーヒーベルト-について コーヒー豆の知識
学校の世界地理の授業で習った、という方も多いはず、コーヒーベルト。
コーヒーベルトとは、地球の赤道付近にある、「コーヒーノキ」を生産している地域が密集している範囲のことを指します。
なぜこの範囲にある地域に生産地が集中しているのかといいますと、理由はコーヒーノキが育つ気象条件にあります。
コーヒーノキがよく育つ気象条件としては、
・コーヒーノキが成長する時期に雨が多く、収穫をする時期には乾燥している、といった、雨季と乾季がある
・気温は暑すぎも寒すぎもしない年間平均20度前後の気温
・日当たりが強すぎないようコーヒーの脇に背の高い木（シェイドツリー）を植えられるような地域
・昼夜の温度差が大きい
・気温は高いが高度が500m～2500mほどある高地の場所
・肥沃な土壌
これらがコーヒーノキを栽培する場所としてはよく適しており、このような条件を満たす土地がコーヒーベルトと呼ばれる地域に多く存在することが理由です。
山岳地帯は低地に比べて昼夜の寒暖差が大きく、寒暖差が大きいほどコーヒー豆が膨れと縮みを繰り返すようになり、身が引き締まって風味のあるコーヒー豆を作るため、高地で栽培されたコーヒー豆が高級豆として販売されるのはこういった理由からです。
Mirage Coffeeでも扱っているアンデス山脈の麓の1700m以上の山岳地帯で作られているコロンビア・エメラルドマウンテンなどは、同地域の高地で栽培されたコーヒー豆の中からさらに厳正に審査された僅か数パーセントのみの品質の良い豆だけを厳選し、極上のコーヒー豆として、コーヒーの宝石と呼ばれている逸品です。